歯ならび育成

 
 
乳歯の歯ならびは、早く治したほうがよいのでしょうか?
 
子どもの歯ならびは、遺伝で決まる部分も多いのですが、 それ以外に、小さなころからの呼吸の仕方や舌の使い方、お水の飲み方やご飯の食べ方、寝る向き、指しゃぶりやほおづえなどの癖が原因で歯ならびが悪くなってしまうこともとても多いです。
 
きれいな歯並びを育てるためには
① 正しい「呼吸」
② 正しい「飲み込み方」
③ 正しい舌の位置
がとても重要です。
 
間違えた呼吸方法や飲み込み方、舌の位置が習慣になってしまうと、歯ならびが悪くなってしまうだけではなく、大きくなって本格的な矯正治療を行ってからも、治療終了後に元に戻ってしまうリスクが高くなります。
 
1本1本の歯をきれいに並べる治療は、大人の歯に生え変わるころから始めることが多いと思いますが、 生活の中でついてしまった間違った癖は、よりよい歯ならびに成長するためになるべく早く修正したほうがよいと考えています。
 
当院では、赤ちゃんのころからできる、きれいな歯ならびを育てるための「歯ならび育成」を行います。

 「ポカン口」になっていませんか?

 

口呼吸でいつも口がポカンと開いていると、以下のような悪影響があるといわれています。

◆歯並びが悪くなる(出っ歯、上下の歯がかみあわない)
◆口臭  
◆姿勢の歪み
◆正しい食べ方、飲み込み方ができない  
◆風邪・鼻炎などになりやすい  
 
口呼吸を治すには、ただ口を閉じるだけでは習慣にすることはできません。
口のまわりの筋肉のトレーニングをして、正しい舌の位置を覚えることが必要です。
 

 乳歯の歯ならびの例

 
下のような歯ならびの場合、正しい呼吸の仕方や飲み込み方、舌の位置ができていない可能性があります。
お口のトレーニングをすることで、歯ならびが改善する場合がありますので、
まだ乳歯の時期でも、歯ならびが気になるという場合はぜひご相談ください。 

前歯が反対

咬み合わせが深い

前歯がかめない

出っ歯

ガタガタ

反対の歯がある

 キッズトレーナーを始めませんか?

 
キッズトレーナーとは、マウスピース(取り外しできる装置)を使って、口元の筋肉(舌・唇・頬)をトレーニングすることで、正しい舌の位置と飲み込み方、鼻呼吸の習慣をつけ、よりよい歯ならびに導く治療です。 
 
●使用方法:毎日、日中1~2時間と就寝中に使用。
●使用期間:半年~2年(鼻呼吸ができ、正常な舌の使い方が習慣になるまで。)
●適用年齢:3~4歳から(3歳以下の子でも使用できる簡易タイプもあります。)
 
【注意事項】
 
☆歯並びの状態によっては、他の装置をおすすめする場合があります。
☆お口にいれて使用することで効果が出ます。装置を適正に使用できない場合は効果が出ません。
☆保険適用外です。